研究・情報収集のためのリソース
最終更新 : 2023/07/07 18:34:30
研究・情報収集のためのリソース
《新聞》
必ず読んでください。記事から学べるのは当然として、広告からも、自らの卒論のテーマに関連した書籍を見つけることができるはずです。著名な学者の見解に接したり、研究上の論点などについて知ることができる場合もあります。
日曜日には、どの新聞でも、書評や論壇時評などが掲載されます(但し、日本経済新聞は土曜日掲載)。書評については、Webでも見ることができます(但し、日本経済新聞については、2017年3月の紙面リニューアル以降、webに書評が掲載されていません)。
《テレビ》
テレビは、うっかりするとダラダラ見てしまいがちですので、「これぞ」というものだけを、録画して(CMをスキップし、時に早見再生で)見るのが良い、と思います。
推奨できるもの:地上波では、日々のニュース番組として「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)、特集ものとして「クローズアップ現代」(NHK)、「NHKスペシャル」(NHK)、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)など。ハイクオリティの番組が多い衛星放送では、特集ものとして「世界のドキュメンタリー」(NHK・BS1)、「BS1スペシャル」(NHK・BS1)を推奨できます。
《雑誌》
経済を扱った一般向けの雑誌として、『週刊ダイヤモンド』、『週刊エコノミスト』、『週刊東洋経済』、『日経ビジネス』などがあります。いずれも書店で入手できます(『日経ビジネス』は、大型書店中心)。
これらは、大学の図書館にも所蔵されています。新聞を読んでいれば、これらの広告を目にしますので、広告をみて、興味をそそられる特集や記事があれば、そのときに図書館で読めば良いと思います。なお、記事の一部はWebで読めますが、すべての記事がWebで読めるわけではない筈です。
また、経済を学ぶ学生向けの雑誌として、『経済セミナー』というものもあります。
次に、一般的な総合雑誌として『文藝春秋』、『世界』、『VOICE』、『中央公論』なども、大いに参考になるでしょう。会員向け情報誌の『選択』、『FACTA』なども有用です。これらもすべて、新聞に広告が出ていますから、関心のある記事があれば、書店で購入するなり大学の図書館で読むなりすれば良いでしょう。
《ネットメディア》
ビデオニュース・ドット・コムを、推奨します。地上波のテレビの報道の多くが、薄っぺら極まりないということに、一刻も早く気づきましょう。無料で見られる動画があふれている時代ですが、良質の情報を手に入れるには、お金をかける必要があります。
《データベース》
過去の新聞記事などは、千葉大の図書館が提供しているデータベースで検索することができます。検索対象の新聞は読売新聞と朝日新聞と毎日新聞です。
自宅で、あるいは他の新聞記事を検索する方法としては、ニフティ株式会社の「新聞記事(一般紙)データベース」を推奨します。全国紙はもちろん、地方紙などの記事も検索可能です。完全従量制なので、まずは無料でアカウントを取得しておくことを勧めます。
《辞典・事典》
わからない経済用語に遭遇したときには、経済学の用語辞典(事典)で調べるのが、適切です(wikipediaなどのネット上の情報は、現時点ではまだ玉石混交であり、偏りがあったり不正確だったりするので、推奨できません)。この種の辞典が手元にあるかないかで、効率がものすごく変わってきます。本を一冊買うより、辞典を一冊買ったほうがよいぐらいです。しかも辞典は継続的に使えるので、長い目で見ると安価な買い物です。推奨できるものとして、以下を挙げおきます。
(1)大阪市立大学経済研究所編『経済学辞典』第3版、岩波書店、1992年 (少し古くなってしまいましたが…)
(3)金森久雄・荒憲治郎・森口親司編『有斐閣経済辞典』第4版、有斐閣、2002年
(4)渡辺利夫・佐々木郷里編『開発経済学事典』弘文堂、2004年
(1)は有名な辞典で、説明も詳細です。ただしボリュームがありますので、図書館で使うとよいかもしれません。
(2)と(3)はコンパクトで、比較的安価なので、入手しやすいです。(3)は中古だと2000円以下で買えます。わたしは(2)を愛用しています。
(4)は特定分野の辞典です。この分野を学ぶ人は是非活用してください。
《ソフトウェア》
論文のアウトライン(構成)を考える時には、ワードのようなワープロソフトではなく、FreeNoteのような、アウトラインプロセッサーが役に立ちます。
多くのサイトをこまめに回るのは、意外と面倒なものです。指定したサイトの情報を、一定時間ごとに自動的にダウンロードし、更新があると、その記事へのリンクを表示して知らせてくれるソフト(RSSリーダー)の活用を勧めます。例えば、「はてなアンテナ」などです。
#あなたが活用されている、研究上の情報リソースを募集します。
Since 2010/02/23 ; seolaboratory.net
(C) SEO, Yasuhiko. All Rigths Reserved